「マッサン」の余市

2007/10/5以来の余市訪問である。きっかけは何と言っても「マッサン」。何度も行っている余市ではあるが、いま街やニッカはどんな風になっているか気になっていた。訪問のチャンスをうかがっていたら、今日は全道的に快晴だとか。撮影には絶好のチャンス、行くしかない。

最初に「マッサン」の文字が出て来たのは小樽駅バスターミナルでのポスター。
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次は「余市駅前十字街」で下車した時、商店の入り口にはってあった。イベント等で良く見かける横断幕は無かったが、幟は観光協会や商店で見かけた。
ニッカウヰスキー余市蒸留所の正門。これまでは車だったので、ここから入るのは初めである。中に入ろうとすると、受付があり、ガイド付き(無料)にするかどうかを尋ねられた。こちらは撮影が目的なので、一人で回ると答えた。

観光客に混ざって、メインコースを歩いて行くと、左手に「旧竹鶴邸」が見えてきた。前回は紅葉が綺麗であったが、今回はそれほどでもない。もう季節外れかな。 建物の入口の案内看板には

と書かれていた。(上のリンクはその画像)

靴を脱いで中に入ると、政孝・リタ夫妻の写真や年表などの資料が多数展示されていた。

ここを出た後は建物の向かいにある「竹鶴政孝翁」像へ。逆光で暗く写ってしまったが、補整で何とかなった。 (左サイドの縦画像)

いつもは「原酒直売所」に行って、10年の小瓶を買うのであるが、今日はなぜかお休み。「原酒」は「ノースランド売店」でも販売しているとのことなので、後で行って見ることにした。
これまではジュースしか飲めなかったが、今日はバスだからウィスキーの試飲が出きる。わくわくしながら、ニッカ会館の二階にある試飲会場に行って、びっくり。こんなに満員なの見たことない。やはり「マッサン」効果か。試飲は1人1杯までなので、まだ飲んだ事のない「竹鶴17年」にした。確かに美味いが、インパクトは原酒ほどではない。何と言っても「原酒10年」の個性的なピートの香りが一番好きである。

この光景は「原酒」が買える「ノースランド売店」でも同じ。キャッシャーの所で、列を成して待っているのだ。今日は止めた。

今日は時間がないから帰るが、今度は雪のある時、博物館のバーでゆっくり飲んで見たいものである。

帰り道、ちょっと寄ったのが、工場創立当時の事務所。ここは窓越しから見るだけ。応接セット・事務机・キャビネット・絵画のほか世界のウィスキーが机に置かれていた。
・事務所の外に置かれた説明文

余市町指定文化財 有形文化財建造物
ニッカウヰスキー株式会社工場創立当時の事務所
(旧社名 大日本果汁株式会社)

大正七年(一九一八年)スコットランドへ単身留学し、ウィスキー製法を日本人として初めて学び、日本最初の国産ウィスキーを世に出した一人の日本青年、それが弊社の創立者・故竹鶴政孝でした。
竹鶴は余市のこの地がスコットランドの気候・風土や立地に酷似していることを発見し、ここをウィスキー製造の地として原酒工場を建設したのでした。
この建物は竹鶴の事務所として昭和九年七月に建てられたものです。
日本のウィスキーの生みの親となった竹鶴が、今日のニッカウヰスキーの隆盛という一大事業を成し遂げた原点として、また余市町の工業発展の足跡を示す文化的遺産の一つとしてこの建物は貴重なものとされ、余市町より文化財指定という栄誉を受け、永く後世に伝えることになったものであります。

ニッカウヰスキー株式会社


●冬のニッカ余市工場の「大日本果汁株式会社」
いよいよ「マッサン」でリンゴのジュース作りが始まりました。
この時は、祝日(2015年1月12日)の為か、この通り閉鎖していました。(クリックで大きな画像)

冬のニッカ余市工場の「大日本果汁株式会社」
冬のニッカ余市工場

 

制作メモ:
・2014/10/19,快晴,富士フィルムFinePix HS20EXR,往きは8時55分札幌駅ターミナル発(中央バス),帰りは12時19分余市駅前十字街発(中央バス)
・ホームページ作成ソフトはホームページビルダー19のSP版(2014/10/3発売)。以前、作成した余市観光ページは16だが、これは19のクラシック版にあたる。SP版でクラシック版と同じようなレイアウトが可能かどうかをこのページで試してみた。ポイントはプロパティでの配置。ここで上下左右の数値を適切に設定すると可能。
・LightBoxのコードは「パーツ一覧/htnlソース」を使って、ページの最下部に入れた。
・2015/1/12,曇り時々雪、NIKON S9700、札幌駅発13:14→余市駅着14:13、余市駅発16:48→札幌駅着18:07、同行者「かやぶき屋根の貸別荘すずめのおやど」のオーナー。